にほんごのれんしゅう

日本語で日記を書きます。

服を貰った

友人が死んで*1、遺言に従って彼の服を貰うために伺った。

彼の部屋に入るのはこれが八度目で、部屋中に掛けられたり畳まれた状態の服が変わらずにあった。

お洒落だった彼の部屋に初めて入ったときはこの状態に驚いて、「なんでこんなに服があるの」と聞いたことがあった、その時「(ペチ)くんの部屋も機械だらけでしょ?それと似てるよ」とか言っていたのを思い出していた。

僕は仕事で使うんだよと返したけど、趣味でもあるし似ていたのかもしれない。

生前のままのお部屋はまだ彼が生きているような感覚がした。ここで待ってればドアを開けて「来るのが早いよ?」とか言いながら記憶に残らないくらい取り留めもない話をして時間を使って、予定時刻を何食わぬ顔で遅れてくる彼らを待つ四年前が蘇るんじゃないかと。

ウォークインクローゼットに入るとそこにもたくさん服が畳まれて積まれていた。その山の何個かに「ぺちの」と書かれた付箋が貼られていて、僕はそれを貰った。

まだ着ていないけど色は僕が好きそうなのが多くて、服からはいい匂いがして、なんか泣いた。

 

僕も何か残してから去れればいいなって強く感じた。

強く生きよう。強く死ぬんだ。

*1:亡くなるという表現が嫌いな男だった